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朝日エルの仕事

福祉・子育て

事例3:NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンター

女性が「仕事と子育て」を両立することは、今や特別なことではなくなりました。しかし、制度は整いつつあるものの、未だ多くの女性は「迷惑をかけたくない」という心理的葛藤を抱えながら、仕事も子育ても頑張っている実情があります。朝日エルは、子どもを持つ女性が、充実感をもっていきいきと生活し、社会参加できる世の中を目指すNPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンターの設立に関わり、カウンセリング事業、シンポジウムの開催等をサポートしています。

行政との協働
地域特性やニーズを踏まえた新たなサービスを提供する

NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンターでは、2015年に自治体からの受託事業として子育て当事者向けの支援事業を実施しました。都市部では、共働き世帯の増加等により、地縁(地域)や血縁(家族)による子育てのサポートを得ることが難しく、孤立した状態で子育てする“孤育て”の問題を抱えています。本事業は、子育て当事者が、他の当事者と交流しながら、自分自身を見つめ直し、復職や就職、仕事と子育ての両立など、ライフビジョンについての考えを整理する場やサービスの提供を目指したモデル事業として実施されました。各回10〜20名程度の少人数で、参加者同士がゆったりと話せることを1つの特徴とし、200人を超える子育て当事者に参加いただきました。

仕事と子育てカウンセリングセンター
とうきょうOSEKKAIカフェの様子

 

事例4:一般社団法人卓球で日本を元気にする会

日本人の平均寿命は世界トップレベルですが、健康上問題がなく日常生活を送ることができる「健康寿命」の側面から見ると、男性が約9年(寿命79.55歳:健康寿命70.42歳)、女性では約13年(寿命86.30歳:健康寿命73.62歳)のギャップがあると言われています。要支援や要介護になる時期を遅らせ、少しでも長く健康でいきいきと日常生活を送ることは、高齢者本人や家族のみならず日本全体の課題でもあります。朝日エルは、日本人の健康寿命の延伸に向けて、2015年、新しい組織の立ち上げから携わり、活動を始めました。

リアルな場づくり
楽しみながら健康寿命の延伸を目指す、新しい枠組みをつくる

朝日エルでは、誰もが手軽に楽しめる「卓球」の可能性に着目し、卓球を通して健康寿命の延伸に貢献することを目的とした「一般社団法人卓球で日本を元気にする会」の発足に携わりました。中高年以上の卓球人口の増加に向けたイベントの開催、卓球が心身に及ぼす効果についての調査研究などに、保健医療の専門家やアスリートとともに取り組み、卓球愛好家の著名人らとも協働して啓発を進めています。並行して、実際に卓球に親しめるリアルな場づくりを、地域のヘルスケアを担う医療機関、教育機関等にも呼びかけ、日本各地に広く展開することを目指しています。

卓球で日本を元気にする会
卓球を通して健康寿命の延伸に貢献
*写真は、車椅子のまま台から少し離れて打つことで十分楽しむ可能性を示している。