書籍紹介
サステナブル・ビジネスのバイブル
『Cradle to Cradle』
著者/ウィリアム・マグダナー、マイケル・ブランガード

「ゆりかごからゆりかごまで」あるいはクレイドル・トゥ・クレイドル(cradel to cradel)と呼ばれる考え方を提唱した書籍。原材料で製造された製品が再び原材料に戻す。自然から得たものは自然に還すというものづくりの考え方。 製品の廃棄を前提としたものづくりからのサステナブルなものづくりへと転換するための考え方と方法論を述べている。著者の建築家ウィリアム・マクダナー氏は、幼少期を日本で過ごした経験がこの考えに影響を与えていると述べている。
『Cradle to Cradle』の日本語訳書
『サステイナブルなものづくり』
著者/ウィリアム・マグダナー、マイケル・ブランガード 監修/岡山慶子、吉村英子 訳者/山本聡、山崎正人 発行/株式会社人間と歴史社 初版発売年月日/2009年6月25日

2009年6月に刊行した『Cradle to Cradle』の翻訳書『サステナブルなものづくり』は、マクダナーの環境デザイン哲学と企業、社会への応用が解説されている。岡山慶子が共同監修。
この本はドイツでも話題になっていたようで、私たちの出版から3年後の2012年、フランクフルトの新聞社「フランクフルター・ルンドショウ」から日本のものづくりにどのような変化があったか取材を受けた。
また、2024年、同書は岡山県の私立美作大学の入試問題に採用された。
以下、同書に対する識者のコメント
■21世紀は資源欠乏の時代である。この時代を乗り切るためには資源の節約と再利用は絶対不可欠である。ビル・マグダニーは本書において、自然環境の尊重、健全な経済の実現、世界に対する責任という視点から、すべての生命を持続させる社会に向けた行動計画を打ち出している。
ジョージ・K・ハートウェル(グランドラピッズ市長)
■『Cradle to Cradle』(ゆりかごからゆりかごへ)は、大量生産・大量消費・大量廃棄という「消耗の世界」から、多様な生き物と矯正する「豊穣の世界」へのてんかんを図るひとつのモデルである。地球環境の保全、人間の福祉と公正、経済的繁栄の共生をめざすサステナブル社会実現のために一人でも多くの人に読んで頂きたい一冊である。この本には人類が直面する様々な問題を解決する答えがある。
有馬朗人(日本科学技術振興財団会長/元文部大臣・東京大学総長)
■「ものづくり」で生きてきた日本が、21世紀も引き続き世界をリードしていくためには、先人が築き上げてきた「ものづくり」の精神と技術に加え、本書のような全く新しい理念が必要だ。
島田晴雄(千葉商科大学学長)
以上、書籍帯より。 ※肩書きはいずれも2009年出版時のもの
『Cradle to Cradle』の考え方をわかりやすく解説
『ゆりかごからゆりかごへ入門』
著者/岡山慶子、山崎正人 発行/日経広告研究所 発売/日本経済新聞社

役目を終えたものは、新たな命へと生まれ変わる。自然のめぐりに見出した、世界を変えるものづくりの思想。『Cradle to Cradle』の入門書として刊行された。
岡山慶子は2007年から教鞭をとった共立女子短期大学生活科学科や、東京工科大学での非常勤講師を務めた際に同書を教材として用いた。東京工科大学は日本で初めてサステナブル工学部を設置した大学である。
