ウェルビーイングをめざして
【事例】一般社団法人卓球で日本を元気にする会
日本人の平均寿命は世界トップレベルですが、健康上問題がなく日常生活を送ることができる「健康寿命」の側面から見ると、男性が約9年(寿命79.55歳:健康寿命70.42歳)、女性では約13年(寿命86.30歳:健康寿命73.62歳)のギャップがあると言われています。要支援や要介護になる時期を遅らせ、少しでも長く健康でいきいきと日常生活を送ることは、高齢者本人や家族のみならず日本全体の課題でもあります。朝日エルは、日本人の健康寿命の延伸に向けて、2015年、新しい組織の立ち上げから携わり、活動を始めました。
リアルな場づくり
楽しみながら健康寿命の延伸を目指す、新しい枠組みをつくる
朝日エルでは、誰もが手軽に楽しめる「卓球」の可能性に着目し、卓球を通して健康寿命の延伸に貢献することを目的とした「一般社団法人卓球で日本を元気にする会」の発足に携わりました。中高年以上の卓球人口の増加に向けたイベントの開催、卓球が心身に及ぼす効果についての調査研究などに、保健医療の専門家やアスリートとともに取り組み、卓球愛好家の著名人らとも協働して啓発を進めています。並行して、実際に卓球に親しめるリアルな場づくりを、地域のヘルスケアを担う医療機関、教育機関等にも呼びかけ、日本各地に広く展開することを目指しています。
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| 卓球を通して健康寿命の延伸に貢献 *写真は、車椅子のまま台から少し離れて打つことで十分楽しむ可能性を示している。 |
【事例】【仕事と子育て】カウンセリングセンター
仕事に子育てを両立して、もっと輝く自分になるために。
1985年に男女雇用機会均等法が成立し、その後、1991年の育児休業法を皮切りにパートタイム労働法、次世代育成支援対策推進法、女性活躍推進法が成立しました。次々と、女性の就労環境を改善する法律が整備されましたが、少子化の勢いに歯止めがかからず、2023年には「こども家庭庁」が発足しました。
朝日エルは社名が示すように、エル(ELLES) 仏語で『女性達』の意です。出産・育児などを抱えた女性が社会で働くことがいかに困難であるか、私たち自身が感じています。私たちは創業当時から、仕事と子育てをしながら自分らしく社会の中で活躍するにはどうすればいいかを考えてきました。
2006年にNPO 法人【仕事と子育て】カウンセリングセンターを設立しました。その後、大学や行政、企業、団体などとタイアップして、地域にあった【仕事と子育て】両立応援カウンセリングやワークショップやセミナーなど各地で行なうとともに、さまざまな情報を提供してきました。

